2020年5月5日(火)22:00〜22:54
例年、ゴールデンウィークと言えば、家族や仲間で旅行したり、イベントに参加したりと、楽しさが溢れる時期。
しかし新型コロナウィルスに怯える今年は、これまで経験したことのない”不気味な静けさ”に包まれている。
中でも観光業への打撃は深刻だ。多くの宿泊施設は、今まさに
“休業”から”廃業”へと追い込まれようとしている。
しかし、この逆境に立ち向かう人々がいる。
国内外に42施設を展開する「星野リゾート」。その中で最も早く打撃を受けたのが、北海道の「OMO7旭川」だ。代表の星野佳路さんは自ら旭川に乗り込み、地元のスタッフと対策に挑んでいた。そのカギは”原点回帰”。
さらに「星のや東京」では、あるシミュレーションを開始。
それは「ウィズコロナ」を見据えたもの。業界をリードするブランドの次なる一手とは
一方、新潟。越後湯沢駅前の「はたご井仙」と南魚沼の「RYUGON」、ふたつの宿を経営する井口智裕さん。従業員たちに「みんなの雇用は守る!」と宣言した先に見据えるのは、コロナ収束後だ。
客のいない今こそ設備投資し、スタッフの接客スキルアップ、お土産物の整備などを行い、ワンランク上のおもてなしを準備しようというのだ。
“ニッポンの宿”を守るため奮闘する人々の姿を追う。