【4月18日(日)MBS/TBS系】情熱大陸/菓子職人 金子美明「少し上質な、日常に溶け込む“菓子”を…職人魂の詰まった春の新作」

  • TBS

[放送日時]
MBS系列TBS
2021年4月18日(日) 23:00〜

自由が丘の街の一角に佇む、フランス菓子店「パリセヴェイユ」。
<パリが目覚める>という意味を持つこの店は、毎日行列のできる人気店だ。
業界内でも人気が高く、この店のファンだと公言する料理人やパティシエは多い。

日本だけでなく、フランス・ヴェルサイユにも店を構え、毎日地元の住民が、
金子の菓子を求めて列をなす。

オーナーシェフの金子美明は「けっして宝石のような菓子作りではなく、日常の中
に溶け込む上質を目指している」と言う。
そんな言葉と裏腹に、毎日早朝から職人たちが作り上げる菓子は、どれも一寸の狂
いもなく、ストイックなまでに磨き上げられた技が光る。

自分はアーティストではなく、あくまで「職人」だと言う金子は、
自身を「パティシエ」ではなく、あくまで「菓子職人」と表現する。

毎日、同じ熱量、同じクオリティで、美味しいものを提供し続けることが、一番大事
なことだと、職人魂を燃やす。
毎日厨房に立ち、朝から晩まで、菓子作りに没頭する。

番組では、そんな金子の『春の新作』づくりに密着。
頭の中にある“理想の食感のクリーム”を、今回の新作では完成させたい…。
科学の実験のような、油分と水分の“バランス”と“乳化”との格闘が始まった。
「失敗すると、その日1日引きずるんですよね…」

時にはアトリエにこもり、趣味の砂糖菓子の等身大の彫刻を削り、心のバランスを保つ。
またひとり娘との犬の散歩は、息抜きの大切な時間。
娘は、父の背中を見ながら「これほど大変な仕事なら、菓子職人にはなりたくない」
と言って、笑う。

果たして、理想のクリームは完成するのか…?

周りからは「お菓子バカ」と言われるほど、四六時中菓子のことばかりを考える金子。
娘や妻にも呆れられながらも、理想の菓子を追い求める姿を追った。

【プロフィール】

金子 美明 Yoshiaki Kaneko(56歳)
1964年千葉県生まれ。
16歳の時に「ルノートル」(東京・池袋。現在は閉店)に入社し、菓子作りの基礎を叩き込まれる。

「ボン・デザール」(名古屋)などを経て、デザイナーを志し、松永真デザイン事務所へ。
7年にわたりグラフィックデザインに従事する。

30歳の時、再び菓子の世界へ。
レストランやパティスリーで研鑽を積み、34歳の時に渡仏。
「ラデュレ」「アルノーラエル」「アラン・デュカス・ホテル・プラザ・アテネ」など7軒の店で修行し、
38歳で帰国。
自由が丘「パリセヴェイユ」のシェフに就任、その後オーナーシェフとなり、自分の菓子を追求し続けている。
2013年にはフランス・ヴェルサイユに「オ・シャン・デュ・コック」をオープン。

https://www.mbs.jp/jounetsu/

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