No.06 制作者としてのパワーと生き様

澤田 祥江
(さわた さちえ)
所属:制作部
アシスタント プロデューサー
2020年現在
制作・営業チーム チームリーダー兼プロデューサー

 このテレビ業界に入って、15年ほどが経つ。

私は新卒でこの業界に入った訳ではない。

「新劇」の劇団制作出身と言う「異色」の経歴を持っている。

「どうして、テレビ業界に入ったの?」と良く聞かれる。

その時、私はこう答える。

「お金では得られない“人のパワーと財産”と“感動”を貰えるから…」

確かに、給料や余暇を重視する人にとっては良い職場ではないだろう。

でも、お金や余暇などは自分で頑張ればそんな欲求は満たされる。

しかし「人との出会い」はお金ではけっして買えない。“人との出会い”は“一生の財産”になると私は思っている。

普通の会社員で、ハリウッドスターと話せたり、総理大臣と話せたり…今、世界が、日本が注目している人物と関わりをもてるだろうか?この「マスコミ業界」でないとあり得ないであろう。

こうした「人との出会い」は、「宝」であり「財産」となっている。

オルタスジャパンは「ドキュメンタリー」を専門にテレビ番組の制作をしている。

“ドキュメンタリー”と言うのは…“ドラマ”よりも“ドラマチック”だと思う。それは…嘘偽りがないその人の「生き様」がありのまま接する事が出来るから。

この瞬間と出会えた時「この仕事をしていて良かった」と私は思う。

テレビ業界も「不況」をもろに仰ぎ、デジタル放送に変わるのも近いと言う事で日々「進化」を遂げている。

私も、ディレクターからプロデューサーと転身すべく修行をしている。しかし、ディレクターもプロデューサーも「制作者」である事には変わらない。

よく「ディレクターが番組を作っている」「プロデューサーが偉い」と言う人もいるが私はそうは思わない。

私たちは「テレビ制作のプロフェッショナル」だ。ディレクター、プロデューサーどちらが抜けても制作は出来ないと思う。

この仕事で出会った人たちとの出会いを大切にしながら…

「人のパワー」を源に…

「澤田さんだから番組に出るよ」

と言う関係を作り「私にしか作れない番組」「オルタスでしか作れない番組」に拘りながら、番組の制作に臨んでいきたいと思う。

人に感動を与え… 自分も感動を得ながら…

それが…私の「制作者」としての「生き様」となる為に…。

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