石原 周
(いしはら あまね)
所属:制作部
まだオルタスジャパンに2年しかいない新米だが、ふとしたときに、
取材させてもらった人の表情を思い出す。
照れ笑い、強い意志、緊張、気遣い、怒り・・・
取材をした帰り道、
よく頭に浮かぶようになったのは、
「どうしたら見合う自分になれるだろうか」ということ。
真剣にドキュメンタリーについて語ってくれた先輩や、やらせてみようと新人の私に任せてくれた上司に。
そしてそれ以上に、自分の取材を受けてくれたその人に、見合う自分になりたい。
そのため取材を重ねて感受性を磨かなければ、と思う一方でそのことに怯えている自分がいる。
人を知ることは怖い。
自分を問われているようで怖い。
ドキュメンタリーは怖い。
それでも怖がっていてはつくれない、と先輩に教えてもらった。
私の知らない景色や、体験、現状、
誰かが大切にしているものを見せてもらえたら、少しずつ自信がついていくのではないか、
と怯える自分を安心させる。
いつか誰かの力になれるようなドキュメンタリーをつくるために、そんな自分にならなければならないと思う。