No.21 メッセージ

西野 晶
(にしの あきら)
所属:制作部

ウクライナ戦争を扱った番組を制作したとき、
避難民の方々にウクライナ語の翻訳を発注したことがある。

悲惨な現実を映した膨大な戦争映像があったので
それを見ることによって さらに辛い思いをするのでは、と心配したが
戦争によって職を失った方への就労支援に繋がるということだったので
ありがたく、協力していただいたのだった。

ある方から「自分の時間が救われた」といったメッセージをもらった。

想像もしなかった一言で驚いた。
避難しても、遠い日本へウクライナの現状を伝える仕事ができる
そういう思いで協力してくれていたのだと知った。

初めての番組制作で心身共に疲れてしまったとき
この言葉にとても救われ、
放送まで走り切ることができた。

この仕事は大変だけど
日々、支えられているなと感じる。
こんな私を沢山の人が助けてくれた。
なんてありがたいんだろう、
だからこそ放送しなければ。
途中で逃げるな、やらなければ、伝えなければ、と思う。

 

 

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